みなさま、お忘れではないですか?
楽天SKUプロジェクト
レビュー移行申請期限は
2025年1月31日(金)午前9時59分
です。
しかも今、申請したら結果が分かるまで1カ月かかるとのこと。
気付いたらギリギリでレビュー統合失敗なんてなるのは危ないので慌てて統合したい!
となっているのかと思い始めている方も多いと思います。
(実際統合の記事をたくさん見てくださっています。ありがとうございます!)
でも、ちょっとまって!
一見とっても良さそうな商品移行(SKUまとめ)ですが、落とし穴もあります。
果たして、本当に商品移行すべきなのか?
様々なケースを想定してそれでも移行すべきと判断してから進めてほしいと思います。
場合によっては戻すのも面倒だったりシます。
※設定はフィクションですが、事実に基づいたものもあります。
もちろん、すべての商品に当てはまるわけではありません。
参考程度に見てもらえると幸いです。
失敗例1:販促がしづらくなる
50個はお徳用のためクーポンやポイントを想定していなかった。
1個と比べてお得に見える50個を買ってほしいから統合した。スーパーSALEで1個だけセールしようと思ったら、50個も値下げする必要があり
サーチを諦めた。その他クーポン・ポイント施策もやりにくくなってしまった。
・個別ポイントは商品単位であること(SKU単位ではない)
・クーポンも商品単位であること
・値下げはSKU単位でも可能だが、値下げ判定はSKU単位でイベントサーチ結果は商品単位になる(連帯責任)
※50個8000円を9000円にするとかあるかもしれませんが、一歩間違えるとお客さんへの信頼の問題です
移行する商品たちの売り方が同じである場合はOKですが、売り方が異なる場合は商品移行はしない方がおすすめです。
販促用の商品もまとめないほうが正解だと考えます。
失敗例2:軸増えすぎて、SKUわけわからなくなる問題
カラー、サイズの2軸に加えてヒールの高さ、デザイン仕様をまとめたが、
SKUの数が350近くに膨れ上がり、管理も大変になってしまった。
結局分割することになったがレビュー統合してしまった後だった。
実際スマホで触ってい見るとこんなに選ばないとダメなのか…?と感じてしまいました(ねーさん感想)。
お客様は果たして見やすかったのか?そして、自分たちが管理が大変なものをお客さんが分かるのか?
例えばA社は1軸が多め
ねーさんは単細胞なので2軸が精一杯
途中で何選んでいるか分からなくなるし、
4つまで選んだのに売り切れだったら発狂して離脱する!
と私視点で書いてしまいましたが、こういうケースも考えられます。
お客様はそのヒールの感じとデザインで商品ページに入ったのに
カラーとサイズを選んだあとヒールを選ぶ必要があった。
しかも、欲しいサイズの3cmヒールは売り切れていて選べなかった。
欲しいのに買えなかった時のがっかり感。
サイズとカラーだけ選ぶなら普通ですがそれ以上選んだのに?と苛立ちさえ感じます。さて、話がそれてしまいましたが、
商品移行する場合、かつ3軸以上を考える場合は
在庫がずっとあるもののみに絞ったほうが良いと考えます。お客さんも大変ですし、
自分たちの管理のことも考えたほうが良いです。
管理画面がズラーーーーーっと長くなるため、大変になること間違いなし!
1SKUちょこっと直したいだけのことがあったとして、350個から探して修正しないといけないということもあり得るわけです。
またスマホ問題も発生します。
バリエーションによっては画像枚数20枚でおさまるの?
ということもあります。
ここまでくると、誰得問題ですね。
3軸以上は計画的に。
失敗例3:商品数激減問題&欲しいもの隠れる問題
SKUをまとめた結果、商品数が10商品程度になってしまった。
店舗内検索でも欲しい情報が見えなくなり、総アクセスも減ってしまった。元に戻そうと思ったが、レビューを統合した後。
旧ページは残っているものの、レビュー0件からの再スタートになってしまった
商品数を増やして出面を増やすことが正しいか?といわれると疑問はありますが
店舗内検索やカテゴリページは圧倒的に商品数が減って見える。
お客さんが店舗内商品を見てどう感じるか?も考える必要があります。
特に商品一覧では、商品の細かい単位などは書かれるわけではないので、
(一部属性はでているものの…)
商品名でカバーするなど対応が必要になる。
さらに、スマホでは視認できる商品名の文字数は限られているので、
店舗内検索でニーズに応えられなくなる ⇒ 店舗内回遊が減る というケースが考えられます。
たとえば…
この商品。店舗内検索で空白で探した結果です(全件表示される形)。
サムネイルだと水とラベルレスの水だけ売っていると見えます。
ですが、実際に商品ページに移動すると「麦茶」と「緑茶」と「炭酸水」と「炭酸水(レモンフレーバー)」も選べる仕様でした。
もし、この商品が麦茶カテゴリ、緑茶カテゴリ、など様々なカテゴリに入っているならば
アクセスしてくれる可能性はあります。
ですが、サムネイルは水のままですし、商品名も天然水のまま。
間違えて入れたの?と思われてスルーもありえます。
まとめ方によっては店舗内回遊は圧倒的不利になります!
(だからといって、移行した商品とは別で麦茶売っていたとしたら規約違反になりますので難しいところ)
この情報だけで麦茶あるってわかったらすごい!
また、統合した商品が両方とも売れ筋の商品であった場合、
商品移行後は「今まで買えていたのに…」と困るいうリピーターさんもいる可能性があります。
実際に購入履歴から買えなくなったというお問い合わせがあった例も聞いております。
リピーターさんがいる、またはサムネイルで商品の情報が表現しにくくなる場合は、
「商品移行をしない」選択も重要です。
商品移行後の店舗内回遊がとうなるかも検証が必要です。
失敗例4:イベントサーチに間に合わない問題
商品移行は商品登録にあたることを忘れていて、うっかり統合してサーチに落ちてしまった。統合していたものはあきらめて、既存の商品だけセールした。
商品移行は移行という名のバリエーション追加になります。
つまり、SKUレベルで×になりますので、イベントに出す商品は要注意!
(次回はOKになる可能性が高いため、大きなダメージは無いかもしれませんがタイミング気を付けて!)
商品移行の全てが失敗ではない
さて、失敗のケースばかり書いてしまいましたが、やってはいけないわけではありません。
まとめて正解のケースもあります。
成功例1:全22色の紙をまとめて出すことで色比較がしやすくなった
SKUの数が22個であったため、商品を17色と5色で分けていたが一つにまとめることにした。
その結果、1ページで全色比較できるようになり商品を見せやすくなった。
SKUプロジェクト前は1軸あたり20まででしたが、
40まで増えてくれたので、あと一歩でまとめられたのにというものはまとめるのもありだと思います。
成功例2:SKUによって価格が違っていたため出せない商品をまとめた
原料の関係でパープルだけ値段が1割以上高かったため、9色とは別でパープル1色だけで販売していたタオルがあった。
9色のタオルは売れ筋であり、ランキングにも入賞する商品であったため、
パープルと統合した結果、パープルも売れるようになった。
商品数や売れ方と相談して決めるのがポイント!
成功例3:商品数が多すぎて探しにくいから、まとめる!
アクセスが分散してしまっているのではないか?と考え同じ単品とだけまとめて、比較しやすく、買いやすく再構築した。
その際、商品ページを見直しリニューアルすることで商品の魅力を伝えることが出来た。
あまり見られていない商品や、売れていない商品ではまとめることで売り上げが改善する可能性は大いにあります。
まとめ
以上、想定ケースを挙げてみました。
レビュー統合申請の期限が迫っているものの
全てのパターンに置いて商品移行が良いとは限らないです。
逆に商品移行しないほうがいいこともあります。
まずは商品移行後のストーリーを思い描いてみてほしいです。
・商品移行をして買いやすくなるのか?
・リピーターさんは困らないか?
・販促はしやすいか?
・管理は煩雑にならないか?など
本当に商品移行していいのか?
一度レビューを統合すると戻せません!
失敗ケースを参考&想定して再検討してみてくださいね!