こんにちは。ねーさんです。
今回は楽天スーパーSALEについて書きたいと思います。
実を言うと私はEC歴13年。
楽天スーパーSALEの始まりを知っている人間なのでその歴史を含めて
これからのことについて言及できればと思っています。
楽天スーパーSALEって?
楽天スーパーSALEは、年4回実施される楽天のセールイベントです!
様々な店舗がポイントアップや値下げ(半額も!)を実施し、買いまわりでポイントアップもできちゃう、めちゃくちゃお得なイベントです。
運営代行をしている私たちとしても、1年の中でも売り上げの山となるため、最も気合を入れています。

最も(最上級)…が4回あるのは内緒
ロケッツのスタッフは買う側としても楽しんでいます!
日用品、インテリア、食べ物etc…お買い物大好きなスタッフが何を買ったかを共有したりします。
セールでお買い物していて気付いたことを共有して運営に活用しています。
2012年3月、初の楽天スーパーSALE
最初の楽天スーパーSALEは2012年3月に開催されました(遠い目)
実は…ねーさんは「店舗」として第一回楽天スーパーSALEを体験!企画も販促をしていました!
(コンサルロケッツに入社前は店舗で運営していました。撮影もデザイナーもやったし(?)、受注もカスタマーも梱包も撮影もディレクターも全部やっていました)
当時は、楽天のECC(ECコンサルタント)さんに
『何とかSALEやってください(当時はクーポンが無かった)!』
『メルマガ送ってください!』
『特設ページつくってください!』
と、色々お願いされたのを覚えています。
しかも、今とは違い、セール期間は 24時間限定でした。

今は100時間以上あるからもう限定とは言えませんよね。
私も当時はコーディング技術がなかったので
見よう見まねでLPを制作しました。
『店長に怒られるかもだけど勝手にSALEやっちゃった~』
というストーリー設定で商品を掲載、LPを制作した記憶があります。
(実際は、めっちゃ売れたので褒められました)
そんな、スーパーSALEは楽天市場全体として大幅に売上UPにつながり、
ここから定期的にSALEイベントが開催されるようになります。
2013年、二重価格事件
2013年、イーグルスが優勝した際、「楽天日本一セール」で二重価格問題が発覚
楽天側はマスコミなどに説明をしていましたね。
当時は総理大臣まで発言する展開に。
これから「しっかり」二重価格に関してチェックをするようになりました。
闇は深いがこれに関しては何も言うまい…
2016年~19年頃?、サーチ上限問題
二重価格問題があり、サーチ(楽天スーパーSALEサーチ)も厳しくなりました。
スーパーSALE効果もあり、サーチ登録が出来なくなってしまう事件があったようです。
ただ、私はこの現象を体験したことがありません。
コンサルロケッツに入社してこの話をよく聞くようになったので、店舗運営をしていた2016年~19年頃の出来事ではないかなと思っています。
2021年 サーチ登録しない商品が増えだす
自分が買うため、そして他の店舗を調査するため様々な店舗さんのセールページを見ていると
あれ?セールのラベルが付いていない?
もしかしてサーチ登録してない?という商品を多く見かけるようになりました。
では、なぜサーチ登録が減少したと考えられるのでしょうか?
これはあくまで想像になりますが…
(とはいえ、いずれかに当てはまるとは思います)
・大手さんがサーチ登録をしなくなったため、それに追随した。
⇒そう思われがちですが、実際にはよくあることなんです!
・売り止めにする必要性が減少する
⇒コピー商品という選択肢もありますが、手間がかかるため、一般的には避けられる傾向にあります。
・複数店舗の在庫管理の煩雑さの軽減
⇒前職では在庫の割合調整をしていました。そのため数商品だけサーチ登録して他は通常のセールにしていた記憶があります。楽天中心で回っている店舗だけではないので
・価格比較の材料が増加した
⇒楽天市場の市場規模が拡大した結果、競合の商品が増えました。
そのことにより、ラベルよりも実際の価格で比較・判断できるようになりました。
さらに…
2023年以降SKUプロジェクトによってさらにサーチに登録しにくくなった印象を受けています。
在庫切れのバリエーションを倉庫に入れる必要があるため、より手間が増えました。
万が一、1SKUでも売り切れた場合、
その商品は毎日のサーチチェックで、半額・割引商品から除外されることになります。
そこまでしてサーチ登録を行う必要があるのか?ということにもなってきます。
実際、大手ファッション店舗さんも0件だったりします。
(これが正解ではないので注意!)
サーチというものの意味を問う時期が訪れました。
2024年、楽天モバイル限定セール
楽天モバイルのユーザーを増やすために、通常のスーパーSALEより1日前倒しでセールを実施。
私は楽天モバイル会員なのでありがたいですが、
・4日から始めるのか、3日から始めるのか?どうするか
・楽天モバイルユーザーではない人の問い合わせが困る
など、さまざまな店舗様の想いもあり、モバイルユーザー限定セールを2回体験した私たちも、運営代行をする身としてもまだまだ模索状態です。

余談ではありますが、
楽天モバイルユーザー限定セールをする一方、2/1からSPUで楽天モバイルユーザーのポイントアップはエントリー制になるんだから、楽天モバイルユーザーってことを意識しないといけないところ
これからのスーパーSALE
おそらくこれからも年4回セールは実施されると思いますし、規模も成長し続けることだと思います。
成長を考えているのではと思います。
もうサーチ登録はいらない?
結論から言うと「店舗の状況によって最適な戦略は異なる」と思います。
商品数や目玉商品の有無、顧客層、ブランドの認知度など、様々な要素が影響するので一概にはいえないのです。
一昔前のように、サーチ登録さえすれば売れるという時代は終わったとのではないでしょうか?
お客様(消費者)が価格だけで商品を判断するのではなく、商品の魅力や価値、ブランド、レビュー(信頼性)など、総合的に判断するようになったたからと思います。
例えば、季節商品の場合は、サーチ登録で売り止めしてしまうことで販売機会を逃してしまう可能性があります。 そのような場合は、通常セールで販売する方が効果的です。
また、ある程度知名度があり、集客力のある店舗であれば、無理にサーチに頼る必要もないでしょう。
ですが、新規のお客さんに来てほしい(顧客獲得・販路拡大)を目的とする場合は、サーチを入口として活用するはとても有効ではあるか思います。
スーパーSALEで実施する販促について
店舗様が自分たちでできる施策は概ね以下になるかと予想されます(広告は除く)。
・予約販売
・値下げ(独自で値下げ)
・ポイントUP
・クーポン配布
・DEAL
・メルマガ配信
・LINE配信
・店舗内回遊
・セール会場の設置
こうして挙げてげてみると、案外あるものです。
コンサルロケッツでは、店舗様のご意向や商品、売れ筋商品などを総合的に判断し、最適な施策を決定しています。手間がかかるものでも、その費用対効果があるのであれば対応させていただきます。
何をすればいいか?もしお悩みでしたらお問い合わせください。