図書館活用してる?図書館ってこんな便利なんだよ。

ロケッツ図書館

こんにちは。ロケッツ四号機です。フロントエンドエンジニアという仕事をしています。
そして実は「司書」という資格を持っていたりもします。

司書、とは図書館で働くために必要な資格です。
今こうしてウェブ制作に携わっていますが、学生時代は司書を目指していました。
*しかし恐ろしい求人倍率の高さに阻まれ断念・・・

今回は、そんな司書資格保持者の端くれとして「図書館ってこんなに便利なんだよ!」というマメ知識をご紹介。普段、図書館に出向かない人もぜひ、これを機に図書館の便利さを知ってどんどん活用してみてください!

目次

 


 

■基本的に全てのサービスが無料で提供されている

何と言っても図書館最大のメリットはこの「無料」ということに尽きます。
話題の最新小説から雑誌、本屋では手に入らない古い文献、新聞のアーカイブ、さらにCDやDVDといったメディアまで全部無料で閲覧・利用することができるのです。

たとえば学生であればレポートのための調査で大量の文献を読み漁る必要がある時、いちいち購入していてはいくらお金があっても足りません。ビジネスパーソンの場合でも同じでしょう。
しかし図書館を活用すれば、何冊でも無料で読むことができ、さらに無料で借りることも可能。
「そんなこと言われなくても知ってるよ」とお思いでしょうが、改めて考えれば考えるほど便利。これだけの理由でも図書館をぜひ活用すべきだと思います。
*資料のコピーなど一部サービスは有料となっています。

 

■ずっと居座っていても怒られない

図書館は、利用者に解放された特別な空間です。
迷惑行為をしない限り、朝から晩まで居座っていたとしても決して咎められることはありません。

急に予定が空いた時の暇つぶしとして、定年退職後のご老人の居場所として、どうしても学校に行きたくない子供たちの居場所として・・・
図書館はどんな人でも受け入れてくれる、懐の深い存在なのです。

 

■とっても静かな空間

図書館は基本的にはとても静かな空間です。
社会の喧騒から一歩離れて、心静かに過ごしたいときにはうってつけの場所と言えるでしょう。
本を読むも良し、なにか考え事をするも良し、何も考えず息抜きをするのも良し。
どのような理由であれ、静かな空間を求めるときに図書館は選択肢のひとつとしてあるべきでしょう。

 

■レファレンスを活用しよう

図書館には「レファレンス」というサービスが存在します。
レファレンスとは「こんなことを調べたいんだけれど、どんな本を読めば良いかわからない」という利用者の悩みに対して「こういう文献があります」と資料の提供を行うサービスです。
たとえば「この本が読みたい」と明確な目的があれば蔵書検索すれば良いだけですが、なかには「1986年3月に中国の政治に何が起こったのか知りたい」といった漠然とした目的の場合、どのような資料を参考にすればよいかすぐには思いつかないものです。

そこでレファレンスの活用です。図書館職員(司書)に要望を伝えると「では、このような資料があります」と世の中に存在するあらゆる資料のなかから適切なものをピックアップして提供してくれます。
自分も司書を目指していたときはこの「レファレンス」の重要性をとにかく叩き込まれました。それほど図書館においてこの「レファレンス」は重きをおくサービスのひとつなのです。

ただ、あまり知られていない気がするんですよね。このサービス。
なので「レファレンス」もっともっと活用してみましょう。

 

■図書館間の取り寄せも可能

せっかく図書館に行ったのに目当ての本が置いていない!そんな経験ありませんか?
そんな時は、職員にその旨を伝えれば別の図書館から書籍を取り寄せてくれるサービスが存在します。
多少、取り寄せの日数は掛かってしまいますが、もちろん無料で取り寄せ〜貸し出しできるので使わない手はないでしょう。

 

■専用のウェブサイトでいろいろできちゃう

最近では図書館サービス専用のウェブサイトが公開されているところが増えてきました。
マイページにログインすれば、蔵書検索や履歴、貸し出しの延長、取り寄せなどといったサービスを自宅のパソコンなどから行うことができるので大変便利です。

「あ!今日までに返さなくちゃ!でも予定が・・・」といった場合でも、ウェブサイトから延長の申し込みができるため、わざわざ図書館に出向く必要や、電話を掛ける手間もなくなります。

 

■子ども連れにも最適

図書館では定期的にさまざまなイベントが開催されています。
とくに多いのが子ども向けの絵本朗読や、人形劇などのイベントでしょう。
どの図書館でも、子ども向けのイベントにはチカラを入れている感があるため、子ども連れの親御さんでも一緒になって楽しめるはずです。

「図書館で子どもが騒いだら迷惑だし・・・」と思っている親御さんがもしいらっしゃれば、それは全然違います。
たしかに限度はあるかもしれませんが、多少騒ぐくらいで利用を拒むような図書館はまずないでしょう。
また、多くの図書館では子ども向けスペースが確保されているところも多いため、気兼ねなく利用できるよう配慮されています。

 

■大学図書館に行ってみよう

研究テーマや調査内容が専門的になればなるほど、町の図書館だけでは資料が追いつかない場合が出てきます。
そんなときに便利なのが「大学図書館」です。
大学図書館は、その大学の学科・専攻科に沿った資料を優先的に揃えていることがほとんどです。
たとえば経済について知りたい場合は、経済学科のある図書館へ。アートについて調べたい場合は、美大の図書館に行けば通常の図書館よりもはるかに豊富な資料が揃っています。
大学図書館は、基本的に外部利用もOKな場合が多く、貸し出しも多くは可能です(詳細は各大学の図書館へお問い合わせください)。

 

■国立国会図書館にも行ってみよう

図書館界のボス「国立国会図書館」をご存知でしょうか?
東京は永田町の「東京本館」(国会議事堂のそば)、そして京都の精華町に「関西館」が建てられています。国会図書館の役割は、通常の図書館とは異なり、とにかくありとあらゆる資料を収集・保存するという役割を第一義としています。
つまり、日本で出版された全ての書籍がこの国会図書館に保存されているのです。小説・雑誌・漫画・新聞・専門書から同人誌まで、全てです。
もちろん国会図書館内でそれら資料を閲覧することはできますが、基本的に貸し出しサービスは行っていないので注意が必要です。

自分は「東京本館」と「関西館」どちらにも行ったことがありますが、とくに「関西館」はめちゃくちゃ広いです。
周囲に何もない本当に辺鄙な場所に、突如超絶オシャレな建築がドカーンと佇んでいます。
建物の各フロア、サッカー場1面分の広さらしいです。これだけの広さがないと保管できないんでしょうね。

 

■さいごに 〜ネットでは得られない知識が図書館にある〜

いかがでしたか?
図書館は、生活の身近にある「知のインフラ」です。
知りたいときに、知りたいことを知ることができる。そんな当たり前の生活を、図書館という存在は担っているのです。
さいきん、インターネット環境が身近になっているため「わざわざ図書館に行かなくてもすぐに調べられるじゃん」と思いがちですが、書籍などの資料によって体系化された知識は、インターネットに散在する断片的な知識に比べてもその情報量と信頼度は圧倒的に異なります。また、なにより静かな場所で落ち着いて読書や調べものができるというのは、非日常的な至福を与えてくれるはずです。

まずは、自宅の近く、職場の近くにある図書館を探してみましょう。
地域によって蔵書に特色があったり、夜遅くでも開いていたり、オシャレで綺麗な空間づくりに凝っていたりなど、実際に訪れてみることで、これまでみなさんが抱いてきた図書館のイメージが変わることもあるかもしれません。

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