【楽天】SKUプロジェクトでおさえるべきポイント4つ

乗組員的EC探査録
【2023/8/9】レビュー移行申請の流れを追記しました。
【2023/8/9】【対応必須】SKU画像の商品画像登録ガイドラインへの適応が必要を追記しました。
【2023/8/8】 ◾️カタログIDの必須対応は不要でしたので削除いたしました。
【2023/2/14】 ◾️移行前にやっておきたいことを追記しました。

Hi!コンサルロケッツ玖号機です。

2023年。楽天で店舗をお持ちの方にとって一番注目すべき楽天の大改修「SKUプロジェクト」。
なんか変わるらしいけどよくわからないし、結局何をしたらいいのよ!とお悩みの方へ、ECコンサル・運用を10年以上続けてきたロケッツが「ここは抑えるべき!」と見極めたポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

◾️SKUプロジェクトとは?

より”ほしいものが見つかる”「楽天市場」を実現するプロジェクト(楽天より)

SKU単位での商品登録・データ保持を可能にして、お客様がより商品を見つけやすくするための改修のこと(2023年4月〜)

SKU(Stock Keeping Unit )とは、受発注や在庫管理をおこなう際の「最小の管理単位」を意味します。
項目選択肢にそれぞれ番号がふられることになります。

◾️SKUプロジェクトでおさえるべきポイントとは?

ポイント①★★ 検索ロジックが変わる!

◎ 検索で出てくるサムネイルが対象のカラーになる

これはzozoなどでされているように、「ワンピース 赤」と検索すれば「赤」のサムネイルが表示されるということです(SKU画像)。

※SKU移行前に「項目選択肢別在庫画像」を登録していた場合、SKU画像として移行されます。
※今あるサムネイルのガイドライン(枠なし・文字20%以内等)に沿う必要があります。
※PCの商品ページ画面ではSKUを選択しても画像は切り替わりません。

◎ タグIDは商品属性へと移行になる

111222333など謎の文字が羅列されていたタグIDですが、すべて「商品属性」として文字化されます。
しかも今まで全て設定は「任意」でしたが「一部必須」となりましたので、対応が必要になってきそうです。
何が必須か?というのはジャンルごとに異なります。

商品属性はキーワード検索、サジェスト検索などに商品属性が用いられるということなので、
今まで以上にその重要度が高まる予感です。
基本的に自動移行されますが、古いものなど移行されないケースがあるので、移行前に調べる必要がありそうです。

※対応はSKUに移行してから可能(移行時期は店舗ごとに違う。楽天から連絡が来ているはずなので要確認!)
※対応期限はSKUに移行してから「6ヶ月以内」。それを過ぎると商品の更新ができなくなる!(これはヤバい)

ポイント②★★ 複数の価格を設定できる!

同一商品で複数種類がある場合、今は項目選択肢別在庫として登録されているかと思いますが、
これが「バリエーション」と名を変えて「それぞれに価格を設定」できるようになります。

さらに「カラーや量、オプション」などを最大6つまで設定することができるようになり、「厚み」「柄あり・なし」などのオプションの絞り込みも登録できるということです。

ポイント③★★ 商品ページのデザインが変わる!(2023年3月に変更予定)

2023年3月に、SKU移行より先行して商品ページのデザインが変わります。
PC商品ページ専用の「商品情報」エリアのカスタマイズ設定は、2023年3月に終了。
カゴ周り色々やっている店舗は注意!現時点で各商品ページの上部に「カスタマイズ終了後のUIで商品ページをプレビューする」というものがあるので、そこからプレビューが可能。

※商品ページURLは、基本は変わらずですが、SKUはパラメーターで付与される
※RMSから商品登録する際、項目選択肢別在庫を登録事は別ページで登録していますが、1画面で完結して登録できるようになります。

ポイント④★★ 商品更新のCSVが変わる!

項目選択肢別在庫を使わない店舗は関係ないよね?と思いきや、変わることはあります。
item.csv、select.csv、item-cat.csvで日々更新をしているかと思いますが、この名前・更新情報が変わります。
item.csvの商品が消えてしまう「d」は、商品更新と別れる仕様になり、
商品更新CSV・商品削除CSV・カテゴリー更新CSVという種類になります。

【移行後】
・商品更新用CSVファイル(normal-item.csv)
・商品削除用CSVファイル(item-delete.csv)
・カテゴリ登録用CSVファイル(item-cat.csv) ※ここはおそらく変わり無し

いつからか?というと、SKU移行した店舗ごとにこのような仕様になります。

【必読】移行前にやっておきたいこと

受注発注システムを活用されている店舗は対応が必要

商品情報連携時、商品を特定するためにSKU管理番号が用いられます。店舗内で商品マスターをお使いの店舗様は、更新が必要な場合があります。

(各商品ページ設定)項目選択肢別在庫商品(SKU)の画像準備

現在、項目選択肢別在庫に画像を登録しても、あれ?どこにででるの?という感じですがSKU移行後は、こちらが活用されることになります。こちらは現在楽天1枚目のサムネと同じ文字数などの制限がありますので、移行前に画像を準備しておきましょう。

【疑問】SKUプロジェクトっていつから?必須項目は?

2023年4月以降店舗ごとに実施となります。
ただ、商品ページのデザイン変更は2023年3月から。楽天の検索が変わるのは2023年4月からと言われています。

【SKUプロジェクトのスケジュールと対応】

◾️2023年3月
・商品ページのデザインが変わる(RMS内 商品管理も変わる)
・「商品情報」のカスタマイズが終了※見た目が変わる可能性あるのでプレビューで事前確認必須

◾️2023年4月
・楽天の検索が変わる ※どんなふうに変わるのか?要CHECK

◾️2023年4月〜SKU移行後(店舗ごとに移行時期が異なる)
【対応必須】必須商品属性の登録が必要 ※移行日から180日以内
【対応必須】項目選択肢別在庫商品(SKU)の「カタログID」の登録が必要 ※移行日から180日以内
【対応必須】SKU画像の商品画像登録ガイドラインへの適応が必要 ※移行日から180日以内

【疑問】複数のページを1つにした場合、まとめてしまったレビューとかカゴの強さとかどうなんのよ?

1ページへ集約した後、一定期間は店舗からの申請によってレビューを移管することが可能だそうです!
ただ申請には期限あると言われています。(23年1月発表予定でしたが、明確な期限は未発表※23年2月6日時点)

カゴの強さまでは持ってこれないので、まとめる場合は、すでに販売している商品をまとめページとして作成することをおすすめするそう。
新規で商品登録して、そこに情報を持ってきても、新規登録と変わらない状態になるので注意!!

※まとめたレビューは商品ごとに別れずごちゃっと1つになるそうです。
※RMSにログインのうえ、「店舗様向け情報・サービス > 3.各種申請・設定変更 > 商品レビュー移行申請」から申請可能。
※まとめてしまったページは、一年間に限り「お買いものボタンの非表示」で置いといて良いとのこと。。

【2023/8/9 追記】レビュー移行申請の流れが公開されていました!

① 検索に強い商品管理番号に商品をまとめる(楽天のおすすめは、ランキング入賞が多い・お気に入り登録が多い商品)
② 移行元商品ページは残したまま(削除/倉庫に入れず)、「注文ボタンを非表示」とする
③ 楽天が用意しているエクセルのフォーマットに情報を記入
④ 「店舗様向け情報・サービス > 3.各種申請・設定変更 > 商品レビュー移行申請」 で許可がおりれば、レビューが移行されます。

※ レビュー移行完了を確認後、各店舗様のSKU移行後から360日間以内に、移行元商品ページを「ページエラーの状態(商品削除または倉庫)」とする必要があります!
※申請期限は、「一定期間を予定しており、今後改めてご案内します。」となっています(23年8月9日現在)

▼申請のフォーマットやマニュアルの詳細はこちらからご確認いただけます(RMSのログイン必須)
https://navi-manual.faq.rakuten.net/item/000047423

◾️まとめ

SKUプロジェクトなんだかややこしくて大変そう・・・ちょっと考えるのやーめよっと思ったそこのあなた!ちょっとまって!
ちょっと考えるのは大変ですが、これは「チャンス」とも言えると思います。

検索ロジックが変わることによって、ここに最前線で乗れたら新規参入でも勝てる可能性大…!
逆に言うと、ここで前のめりにならなかったらアブナイかも…!?
ぜひ一緒に楽天の動向をよーーく観察しながら、この荒波を一番乗りで超えてゆきましょう!
ではまた〜

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