【2023年最新】RPP広告のことが丸わかり?!楽天市場RPP広告運用マニュアル

乗組員的EC探査録

こんにちは、コンサルロケッツディレクターのコンです。
最近更にRPP広告最強説が高まっていますが、「RPP広告は知ってるけど具体的にどんな広告?」
「ECCにおすすめされてなんとなく運用してるけどこれって実際良いんすか?」
というEC担当者さんは多いのではないでしょうか。

RPPじゃなくて他の広告のほうが効率良いんじゃないか?
と思っているかもしれませんが、結論からお伝えすると
RPP広告は2023年2月現在の楽天広告の中では費用対効果も含めて最も安定しています!
この記事では、ロケッツディレクター的RPP広告の基本を丸っとお伝えします!
最後まで読めば、「RPP広告の運用ができて、そこそこ詳しい人」になれるはず。

そもそもRPP広告ってどんな広告?

楽天市場内で検索したキーワードに連動して表示される検索連動型広告で、
ユーザーに商品をクリックされたら課金される仕組みです。

商品とキーワード別でクリック単価の設定もできますが、任意になっています。
表示させたくない商品は除外設定も可能。

もし設定しなかった場合は、出品している全商品の中からユーザーが検索したキーワードに近い商品
かつ倉庫から出ていて在庫がある商品を自動で表示させます。

商品が欲しく検索している人に対して表示する広告なので、
転換率は比較的高めでクリック単価(CPC)を店舗側で設定できる分
費用対効果(ROAS)のコントロールもしやすいです。

予算は最低5,000円からスタートできて、広告キャンペーンを作成→有効にするだけで開始できます。
(バラつきあると思いますが、3日後くらいに反映されるはず)

予算に関しては全部消化されたらそれ以上は配信されないようになっているので、
設定した予算以上に請求されることはありません。(足りなくなってきたら追加もOK)
※予算は月ごとの「継続月予算」になっているので、キャンペーンのステータスが有効の場合、
翌月以降も同じ予算で配信が継続されます。
翌月以降の配信をやめるときは、当月末日21:00までにキャンペーンのステータスを「無効」にしてください。

実際の表示箇所はここ

検索結果の最上位に出るので、動線はめちゃくちゃ良いです。(PRって付いている商品がRPPです)

ただ、最近は本当にライバルが多いので、
サムネイル1枚目の画像や商品名の冒頭でも工夫が必須になってきています。
「本当にこの画像や商品名で良いのか?もし自分がユーザーだったら、、、」とか、
「他社はどんなキーワードで表示されるのか、、、(商品ページにはどんなキーワードを入れているのか)」等
いろんな視点での調査が必須です。

RPPの基本設定

①【必須】キャンペーンの作成
運用自体はこれだけで開始できます。CPCは10円から1,000円で設定可能。

②【任意】表示させたくない商品を除外
例えばラッピング用の商品ページや、費用対効果が良くない商品を除外したりします。
※倉庫に入れている商品やサーチ非表示にしている商品、在庫がない商品はデフォルトで表示されません。

③【任意】商品個別でCPCを設定
全商品の中でも特に売りたい商品やセール中の商品など、
特定の商品の表示頻度を上げたいときはキャンペーンCPCより商品CPCを高くしてください。

④【任意】商品個別で特定のキーワードとCPCを設定
商品個別でCPCを設定した上で更に特定のキーワードで表示させたいときはこれを設定。
設定するときに目安CPCというのが出てくるのですが、
そのキーワードをMAXで表示させたいときは目安CPCに合わせればOKです。

設定することはこの4つで、これを駆使してクリック数UPさせつつ、クリック数とROASの高みを目指します。
実際の設定方法はRMSの店舗運営Naviに事細かに書いてあるので、「RPP」で検索してください。

※キーワードCPCはオークション形式で競り合う仕組みなので、
シーズナル系の「母の日」やボリューミーな「ギフト」とかは超高額になるので、
販売実績等がない商品だと買えないこともあります。
超人気ワードはワンクリックがその日のランチ代くらいになることもあります。

突如現れた「キーワード検索順位ダウンロード」

最近RPPの管理画面に「キーワード検索順位ダウンロード」というやつが追加されていました。

RMSの店舗運営Naviによると、

検索結果に表示される広告枠内で、登録済みのキーワードが何位に表示されていたかを表すものです。
※順位は常に変動しており、最新(リアルタイム)の順位と必ずしも一致しません。
※当日分データは直近1時間前~4時間前の順位になります。
※過去分データは2022年6月1日まで遡ってダウンロード可能です。
※PCでは1ページ目に3枠表示のため、2ページ目の表示は4位~6位とカウントされます。
スマートフォンは、1ページ目に5枠表示のため、2ページ目の表示は6位~10位とカウントされます。
※RPP広告内の検索順位となり、自然検索の結果(広告枠以外)における検索順位ではありません。
※RPP検索順位定義補足
・当日最新データにあるRPP検索順位は、直近1時間前~4時間前までに、最後に広告表示されるときの順位となります。
・過去データにあるRPP平均検索順位は、その日に全ての広告表示されている順位の平均値となります。

とのこと。
実際にダウンロードしたデータはこんな感じ↓

マシュマロ100個という商品の場合、
キーワードCPC50円で設定した「マシュマロ 100個」というキーワードで
2023/2/1 22:48に2番目に表示されていたということがわかります。

キーワードCPC40円で3位以上を取れている商品は費用対効果が良い傾向にあるな、とか
キーワードCPC100円で5位だったらもう少し上げれば3位以内を取れるかも、とか
キーワードCPCまあまあ高めにしてるけど15位だったら諦めて別のキーワードにしてみようかな、とか

いろいろなことがわかりそうなので、
うまいこと使えば色々と分析の幅が広がりそうな気がします!

RPPをうまく活用しよう!

店舗で扱っている商品やかけられる予算によっても様々な運用パターンがあると思います。
可能な予算内でRPP経由のアクセス数(クリック数)も増加させつつ費用対効果も上げたい!
というのが理想だと思いますが、、、全てがそんなにすぐにうまくいくほど現実は甘くありません。

RPPで効果を上げたいのであれば、
めちゃくちゃ深く結果を分析して、調査して、こまめにメンテナンスしながら試行錯誤して
商品名や商品キャッチコピー、商品説明文に入れているワードもアップデートしていって
それを継続し続けてください。

本気でRPPを運用するのは結構大変ですが、基本を抑えて売上も利益もいい感じにしていきましょう!

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