【条件】
媒体:google広告(ショッピング広告)
ジャンル:小物雑貨
販促状況:特に無し
出店状況:独自ドメイン出店後役1年
【施策概要】
•PLAからスマートショッピングキャンペーンに切替
•商品データフィードの調整
•自動入札の設定。「目標広告費用対効果」入札戦略のROAS運営
自社ECサイトで今1番ROI(投資対効果)が合う広告はと質問されたら、SCC(スマートショッピングキャンペーン広告)と回答します(2020年2月時点)。
ECで長く適正なECサイトでの拡大を求めてるいる企業様なら間違い無いのではとは思います。
もし違うという方がいらっしゃる場合は是非連絡していただければ、議論を是非してみたいので、お問い合わせ下さい。
前置きはここまでにしまして、表題の実施事例詳細です。
該当の店舗様はgoogle広告でもともと、小額予算でPLAをメイン商品10アイテム位で運用していました。
予算の関係上、モールに予算を多くかけていた店舗様でしたので、インプレッションを大量には獲得は出来ませんが、広告経由でCVもちゃんと数件取れてはいました。
誰もが知っているブランドでは無く、質にこだわって職人が作るオリジナル商品を販売する店舗様です。
この状況でも予算を増やしていけば、費用対効果は合うので良かったのですが、更なる拡大と効率を考え、同じ予算でCPCの改善とCV数の拡大をするべく、色々考えてSCCにする事にしました。
(※色々考えた詳細を知りたい方は是非気軽にメールなり電話なり下さい。)
そしてそれに合わせて、追加で設定した事が3つあります。
「商品フィードの見直し」「商品の追加」そして「ROASでの自動運用設定」です。
商品フィードの見直しについて
ショッピング広告でもっとも大切な部分です。ここが出来て無くて、結果が以前やったけど出なかったと言う方は、ショッピング広告が悪かったのでは無く、この設定が悪かったのだと思います。
一回設定して終わりというものでもなく、googleも項目をアップデートしたり、適正な状況は季節や競合状況で変わるので、常に見直しは必要です。
今回は主に、商品名•説明文•商品カテゴリーの見直しと調整を行いました。
商品名では、売りたい商品の集客キーワードが季節のギフト需要に合わせて変わるので、その調整をしました。
説明文には、ロングテールとなるワードが入れられないか、商品ごとに調べて文章を変更しました。
GoogleのAIは最先端の進化をしてるので、商品とは関係のないような、ワードを無理に入れても逆効果ですが、まだまだ「実はこの商品はこんな時にも買われています」というようなちょっとひねった顧客購入シーンのワード露出などは出来ていないので、商品の説明文にはそういったロングテールワードなどを設置しました。
商品の追加について
もともと予算が少なかったので、無駄な広告費を使わないためにフィードに登録する商品数を限定していましたが、SCCではほぼ全自動に近い形で露出調整がされていくので、できるだけ露出機会を多くするために商品数を増やしました。
AIに最適に動いてもらうための基本としては、データ量はとても大切というのは認識としてありましたので、商品点数も少ないよりは多い方が人ではカバー出来ない部分までデータを取得して分析をしてくれるので、今回商品点数を増やしました。
「目標広告費用対効果」入札戦略のROAS運営について
商品を増やしたので、1商品づつや、キーワード別で毎日調整はさすがに厳しくなってきたので、自動入札設定に切り替えていきました、商品を増やしてもROAS運用で動かしておければ、低単価の利益の薄い商品ばかりが購入されるという事象は起きないと思ったのと、多品種ECサイトでの広告運用においてROAS運用はやはり正しい設定なので、想定ROASよりも少し高めのROAS設定にしました。
上記の3つの施策後CVが定期的につくようになり、設定から5ヶ月後には月あたりのCV数が270%増となりました。
今後もこの形は続きそうなので、後はタイミングをみて予算を増やしていく予定で考えています。
また、上記と直接関わりがあるか分かりませんが、別途コンテンツマーケティング対策もしていたせいか、オーガニック検索数も伸びてきており、サイト全体の収益やセッションもYoY(前年比)で200%近くになっています。