はじめに|RPPにまた知らん機能が増えてる!
ども!前Pです!
楽天RMSを触っていると、たまにありますよね。
「ん?こんなん前からあったっけ?」
今回見つけたのが、RPPの
「一括キーワード運用」

です。
最初に見たときは、

キーワードの一括アップロードのこと?
と思ったんですが、どうやら違う。
実際に設定してみると、ルールを作って商品を登録することで、楽天側がキーワードを自動的に設定してくれる機能のようです。
これだけ聞くと、
「めちゃくちゃ便利やん!」
となるんですが、実際に触ってみると、
「ん?このキーワードでほんまに大丈夫?」
という部分もありました。
今回は、実際にRMSで設定してみて分かったこと、便利そうなところ、そして現時点ではまだ注意した方が良さそうなところまでまとめてみます!
※この記事は2026年10月6日時点で確認できた内容をもとに書いています。
RPPの「一括キーワード運用」とは?
これまでRPPで特定の検索キーワードを狙いたい場合、
商品ごとにキーワードを選び、CPCを設定して運用するのが基本でした。
今回追加された「一括キーワード運用」は、この作業を楽天側にかなり任せられる機能です。
公開されている情報では、
- ルール名
- 上限CPC
- 除外ワード
などを設定してルールを作成し、そこへ商品を登録すると、楽天側が商品に対して最大50個のキーワードを自動設定する仕組みとされています。
また、通常の手動キーワード設定は1商品最大20キーワードなのに対して、一括運用では最大50キーワードまで設定される点も大きな違いです。
つまり簡単に言うと、
「商品はこっちで決めるから、狙うキーワードとCPCの調整はある程度楽天さんよろしく!」
という機能ですね。
RPP運用の手間を考えると、これはかなり大きな変化です。
実際にRPP一括キーワード運用を設定してみた
ということで、実際にやってみました。
まずルールを作成。
今回確認できた設定項目は、

- ルール名
- 上限CPC
- 除外ワード
です。
ここまで設定して「完了」を押すと、ルール自体は作成できました。
その後、この一括運用を使いたい商品を登録します。
商品を1件ずつ指定するだけでなく、複数商品やCSVを使った登録もできるため、大量の商品を運用する店舗ではかなり便利そうです。
で、
実際に商品を登録して、しばらく確認してみると……
「どこや……どこ見たらええねん!」

「お!なんか増えてる」
「一括登録キーワード」というのが40個増えてる。
さらに、ペンみたいなアイコンを押してみると……

「おお!一括登録キーワードが増えてる。」
これまで手動で数個ずつキーワードを選んでいたことを考えると、一気に運用範囲が広がります。
「おお、楽天さんめっちゃ考えてくれてるやん!」
と思って見ていたんですが、
ここで一つ気になるものを発見しました。
スーツの商品に「a」!?キーワード選定は要チェック
今回確認した商品はスーツ系の商品。
自動で設定されたキーワードを見ていると……
「a」
みたいなキーワードが入っていました。
……
a?
スーツどこいった。
もちろん、楽天側がどのようなデータやロジックを使ってこのキーワードを選定しているのか、こちらからすべて把握できるわけではありません。
一見関係なさそうに見えても、何かしらの検索・購買データをもとに設定されている可能性もあります。
なので、
「このキーワードは絶対に間違っている!」
とまでは言い切れません。
「でも楽天さん、『a』で検索した人がスーツを探してる確率、相当低いと思います……」
まあ、公開情報でも、一括運用では店舗側が設定キーワードそのものを指定できず、商品との関連性が低そうなキーワードが含まれる場合があるとされています。
実際に触ってみた感覚としても、「自動でやってくれる=全部そのまま正解」とは考えない方が良さそうです。
キーワード単位で「これは残す」ができない?
ここも実際に触っていて気になったところです。
今回確認した画面では、
「この商品を一括キーワード運用に登録するか、しないか」
という選択はできます。
ただ、
「このキーワードは良さそうだから残す」
「このキーワードだけ消す」
といった形で、一括運用によって生成されたキーワードを1個ずつ選別するような操作は確認できませんでした。
つまり、
40個自動で設定されて、
30個は良さそう。
でも10個ちょっと気になる。
となったときに、
「良い30個だけ一括運用で残します!」
という使い方は、少なくとも今回確認した範囲ではできなさそうです。
ここは結構大事。
「楽天に任せるか」
「自分でキーワードを管理するか」
という使い分けになりそうです。
なお、一括運用と手動キーワード設定自体は併用できると紹介されています。
除外ワード機能はあります!
一括キーワード運用では、楽天側が自動でキーワードを設定してくれます。
ただ、
「このキーワードでは広告を出したくない」
という場合に備えて、ルール設定時に除外ワードを登録する機能も用意されています。

例えば、商品と明らかに関係のないワードや、広告を出したくない検索ワードが分かっている場合は、あらかじめ除外しておくことができます。
自動でキーワードを広げてくれるのは便利ですが、完全に楽天任せにするだけではなく、
「出したくないキーワードはこちらで除外する」
という調整はできるようになっています。
今回確認した画面では、除外ワードは最大5個まで登録できます。
一括キーワード運用を使うなら、この除外ワードもうまく使いながら運用していきたいところですね。
RPP一括キーワード運用のメリットはかなり大きい
ここまでちょっと警戒気味に書いていますが、この機能自体はかなり面白いと思っています。
特に、
今までキーワード設定まで手が回っていなかった商品
には相性が良さそうです。
例えば1,000商品ある店舗で、
全商品について、
「この商品の検索キーワードは……」
「目安CPCは……」
「このキーワード追加して……」
なんてやっていたら、
日が暮れます。
いや、
年が暮れます。
一括キーワード運用であれば、ルールと商品を設定することで、これまで拾えていなかった検索キーワードにも広告を出せる可能性があります。
実際、別店舗による検証では、一括設定後にキーワード広告からのクリック数が大きく増えた事例も出ています。
これまで手動では見つけられていなかった、
「実はこのキーワードから売れるんや!」
という発見につながる可能性はあります。
これはかなり面白い。
ただし広告費が増える可能性には注意
一方で、
キーワードが増えるということは、
広告が表示・クリックされる機会も増える
ということです。
当然、その分広告費が増える可能性があります。
実際の検証事例でも、一括キーワード設定後にクリック数が増えた一方で、広告費も大きく増えています。
商品全体の売上が同じ割合で伸びるとは限らないため、「キーワードが増えた=売上も増える」と単純には考えない方が良さそうです。
なので個人的には、
いきなり全商品を一括運用!
は、ちょっと怖い。
まずは、
- RPPで現在あまりキーワード設定できていない商品
- これから伸ばしたい商品
- 検索キーワードのデータを集めたい商品
- ある程度広告予算を使える商品
あたりから試してみるのが良さそうです。
そして、
「どんなキーワードに出ているか」
「広告費がどれくらい増えたか」
「そのキーワードから売れたか」
は必ず確認したいところです。
RPP一括キーワード運用は「キーワード発掘」に使えるかも
現時点で前Pが一番面白そうだと思っているのは、
自動運用そのものより、キーワードを探すために使う方法
です。
一括運用で広めにキーワードを設定する。
↓
実際にクリックや購入が発生したキーワードを見る。
↓
「これ売れるやん!」というキーワードが見つかったら、今後の手動キーワード運用や商品ページのSEOに活用する。
こんな使い方です。
実際、一括設定を利用した検証でも、売上を直接伸ばす施策というより、「どの検索キーワードからクリック・購入が発生するのかを発見するためのデータ収集」として価値があったという結果が出ています。
これはRPPだけではなく、
- 商品名
- キャッチコピー
- 商品ページ
- 楽天SEO
などにも応用できそうですよね。
おわりに|便利やけど、とりあえず全部ON!は待った方がいい
RPPの一括キーワード運用。
触ってみた感想としては、
かなり便利そう。
です。
今まで商品ごとにキーワードを探して、CPCを設定していた作業を楽天側に任せられるので、RPP運用の工数はかなり減らせそうです。
一方で、
スーツの商品に「a」のような、
「これほんまに合ってる?」
と思うキーワードが入っていたのも事実。
まだ始まったばかりの機能ということもあり、
- 楽天側がどういう基準でキーワードを選んでいるのか
- 今後キーワードがどの程度入れ替わっていくのか
- 長期間運用したときにROASがどう変化するのか
このあたりはもう少し実績を見ていきたいところです。
なので現時点では、
「便利そうやから全部任せよう!」
ではなく、
「まず一部の商品で試して、数字を見ながら使い方を考える」
くらいがちょうど良さそうです。
コンサルロケッツでも引き続き実際の店舗でRPPを触りながら、
「これ使える!」
「いや、これは危ない!」
みたいなところを検証していきたいと思います。
それでは!




