22日間のRPP運用結果がCPC50円でROAS32%の設定を、一週間でCPC31円でROAS140%にするためにやった事。
【条件】
•ジャンル:食品(型番商品)
•販促状況:セール割引・ポイント設定・クーポン販促・その他広告一切無し
•出店状況:新規出店後数カ月
【施策概要】
•キャンペーン全体CPC単価の改善
•戦略商品の策定
•戦略商品のキーワード設定
•RPPキーワード戦略
•戦略商品キーワード設定
食品関連の楽天内SEM対策やCVアップをさせるために楽天分析から始めました。
楽天での販促などはほぼしていなかったため、アクセスや売上がそこまで高くない店舗状況でした。
店舗として戦略的に販売したい商品はあったので、楽天アクセス全体に占めるその商品のアクセスがどれくらいあるか確認し、月を通して店舗内ではアクセス上位だったのと、売上も多少あったため、その商品にアクセスを集中出来るかと、CVしやすいキーワードを調べました。
アクセスを集中させるためにまず実施した事は、RPPキャンペーンの全体クリック単価を最低まで下げました。
その上で戦略集客商品にはRPPでキーワード個別設定を実施し、CVしそうな代表的なキーワードを50円で入稿しました。
この設定だけだと集客の母数が少なかったため、次はロングテールワード集客のために、主要ワードをさらに商品名やシーソラス検索などの観点から洗い出しを行い商品情報に追加しました。
また主要ワードで楽天のサジェストワードや、Amazonのサジェストワードを、50音全てで調べ(ツールはECマスターズのサービスや、無料のツールを使用)、それらのロングテールワードに優先度的な重みをつけ、優先度が高いワードは商品名に追加し、それ以外のキーワードを説明文に追加していきました。
ここまでは基本的な設定なので、ある程度楽天モールの集客対策などを理解されている方などは同じような対策をするのかと思います。
個人的にはここからが勝負どころと思っています!
他社もやってる事をやってもなかなか先に対策を実施している店舗には勝つ事が難しいのがモール運営です、他社とは違うことを実施してこその商売です。
想像力を働かせて、他にCVしそうな集客ワードがないかを色々なサイトを見たり、競合を見たり、視点をかえたターゲットを考えたり、商品の特徴やサービスを改めて洗い出しをし、それに紐付くお宝キーワードを探しました。
その作業の途中で、クリック率が上がりそうなキャッチコピーを思いつき、キャッチコピーを入れ替えしました。
色々追加分析した結果、競合にも勝ててアクセスしてくれたらCVしそうな明確な集客ワードターゲットを無事発見出来ました。
深く分析することで見つけた同ジャンル他社では使っていないキーワードを、商品名や説明文に追加しRPP広告の個別キーワードにも追加しました。
ここまでの設定を3日くらい考えながら実施し、その後1週間で実施前と比較して、ROASが430%改善という結果になっています。
これで終わりとは思っていなく、季節や世の中の流行などでも集客キーワードは変えていく必要がありますのでまだまだこれからですが、
このフローと考え方を定着出来れば、売上改善や利益改善は近づいていくと思います。