楽天で噂の広告「RPP-EXP(エクスパンション)」とは

EC専門広告事業

こんにちは。最近何かとあたふたしているディレクターのKENZOです!

今日は、お客様からよくご質問いただく楽天「RPP-EXP(エクスパンション)広告」についてご説明します。

RPP-EXP(エクスパンション)広告とは?

まずは初めて聞いた方にもぜひみて頂きたい。
RPP-EXP(エクスパンション)広告とは、店舗様がRMSに登録している商品の中から、自動的に選ばれた商品を楽天市場外の媒体に配信する広告サービスのことです。この広告はクリック課金型で、掲載された商品がクリックされた場合にのみ広告費が発生。つまり、広告費として発生する金額は

クリック数×クリック単価=広告費

となるので、ある程度予測できそうですね!
ただし、急にクリックが増えたり、逆に減ったりと世の中の流れは読めないものなので、こまめにチェックすることは大事です!

楽天も本格的に市場外配信を取り入れてきてます。特に覚えておきたいのは「自動で選ばれた商品を配信して、クリックで課金される」ところですね!クリックされるまでは費用が発生しないので、そこはポイントだとおもいます。

それでは「楽天市場外の媒体」って具体的に何のことを指しているのでしょうか?

RPP-EXP(エクスパンション)広告の掲載場所

主にRPP-EXP(エクスパンション)広告が掲載されるのは以下のような箇所です!

・Google検索結果
・Google検索結果「ショッピングタブ」「画像タブ」
・その他、Googleが掲載するWebサイトなど

Google検索結果


分かりやすく「スポンサー」と書いてあるピンクで囲ってある箇所ですね!割とクリックした経験がある方も多いのではないでしょうか?

Google検索結果「ショッピングタブ」「画像タブ」



ショッピングタブや画像タブを使用される方も多いはず。検索結果の上部に表示されるので、ついついクリックしてしまいますよね。

ご覧の通り、Googleがメイン検索エンジンの方にとっては、かなり目立つ場所に掲載されます。特に日本ではGoogleを検索エンジンに使用されている方の割合は多く、2024年12月時点では約75.4%の方が使用されているようです。

▼引用元
https://ohdo.at21.jp/web/search-engine-share/

RPP-EXP(エクスパンション)広告のメリット

入稿・原稿編集などは必要なし!

これがRPP-EXP(エクスパンション)広告の最大のメリットと言っても過言ではありません。始める時に煩わしい入稿作業がいらないのです。さらに自動掲載のため、価格変更や商品名の変更があった場合も自動更新されるとのこと。これはありがたい。また、出したくない商品は除外登録もできるみたいですので、うまく活用してきましょう。

楽天市場外での認知向上

RPP-EXP(エクスパンション)広告を活用することで、上記の掲載場所に分かりやすく商品をPR出来るだけでなく、今まで商品のことを知らなかった方にもショップや商品を認知してもらえます。

私のようについついクリックしてしまい買う気になってしまう、、ような方をぜひ取り込んでいきたいですね!

また、楽天市場外に配信することによって、今まで購入されてきたユーザーと違うユーザー(店舗のことを知らない方)の購入が増える可能性もあります。広告結果をしっかり振り返ることで、新たなビジネスチャンスに気付かされるかもしれませんね!

シーズン商品やイベント商品などのアクセスUP

認知向上だけでなく、シーズンごとに検索されやすい商品などは特にアクセスに期待が持てそうです。例えば、クリスマス商材を扱っている店舗様なら、Googleでの検索も増えるであろう11月〜12月ごろにかけてRPP-EXP(エクスパンション)を実施していけばチャンスが見込めるはずです。
自分の店舗のどの商品が、どのタイミングに向いているかを見極めて広告を出していくことで、更に効果が期待できるかもしれません!

RPP-EXP(エクスパンション)広告と、RPP広告との違い

広告の配信先が異なる

一番大きな違いは「広告の配信先が異なる」ことです。RPP広告の配信先のメインはあくまで楽天市場内の検索画面などですが、RPP-EXP(エクスパンション)広告は楽天市場外となるので、両者を使い分けることでアクセス改善に役立てていきましょう!

入札方法が異なる

RPP-EXP(エクスパンション)広告では「キーワードの設定」ができません。RPP広告では特定のキーワードに対して目安の入札単価を確認し、単価の設定が可能ですが、RPP-EXP(エクスパンション)ではキーワード設定ができない仕様となっております。

しかし、予算を決めて各商品ごとの入札単価を設定するという仕様はRPP広告と同じで、入札単価は10円〜10000円で設定可能です。

また、RPP-EXP(エクスパンション)では「入札戦略」という設定が可能で、クリック重視or ROAS重視の入札戦略を選べます。ただし、ROAS重視を選ぶ際は、条件を満たしておかないと選べない仕様になっております。その条件とは
クリック重視の状態で過去30日間にRPP-EXP(エクスパンション)広告経由での売上を15件〜20件以上獲得している場合のみROAS(Return On Advertising Spend = 広告の費用対効果)重視への設定変更が可能になっているので、まずはクリック重視でどのように消化されるかを確認してみましょう。

予算が消化された後はパフォーマンスレポートを確認し、結果を振り返ってみましょう。
パフォーマンスレポートもRPP広告との違いがあります。RPP広告では商品別のレポートやキーワード別のレポートが確認できますが、RPP-EXP(エクスパンション)広告ではキャンペーンごとのレポートのみの確認となります。これは商品ごとに詳細なレポート分析をしたい方にとってはマイナスポイントかもしれませんね。

私も商品ごとのレポートを見る方が好きなので、ちょっとマイナスのポイントになりますね。。

まあ、この辺は楽天さんが更なるアップデートをしてくれると思いますので、今後に期待しましょう!

RPP-EXP(エクスパンション)広告の注意すべきポイント

RPP-EXP(エクスパンション)広告の注意すべきポイントですが、すでに出稿しているGoogleショッピング広告とのバッティングには要注意!

楽天店舗のほかに自社ECの店舗があり、自社EC店舗の宣伝としてGoogleショッピング広告を配信している場合は、RPPエクスパンション広告を利用すると配信が重複する可能性があるので注意しましょう。
もし、自社EC店舗をお持ちで、楽天店舗の担当の場合は、社内で確認するようにしてください!

楽天市場やAmazonのようなモールでは、商品が売れるごとに「販売手数料」が発生します。それと比べて、自社EC店舗では販売手数料がかからない場合がほとんどのため、利益率が違ってきます。
利益率を考慮すると、同じ商品であればやはり自社EC店舗で購入された方が嬉しいですよね。つまり、すでにGoogleショッピング広告から自社EC店舗への導線を持っている場合に、RPPエクスパンション広告を配信するかどうかの判断は慎重に行なったほうが良さそうです。

まとめ

アクセスを集めてくるというのは全店舗さんのお悩みかとおもいます。普段から継続している広告をもっと極めて、先を目指すこともひとつの方法ですが、たまには違った視点でRPP-EXP(エクスパンション)広告のように楽天市場外からアクセスを集めてみるのも、良いかもしれませんよ。

とはいえ、やってみないと何もわからないと思いますので、まずは最小予算から始めてみるのはいかがでしょうか!

楽天の広告に関するご依頼はこちらから!

▼参考サイト
https://rakubu.com/rpp-exp
https://ohdo.at21.jp/web/search-engine-share/
https://pureflat.co.jp/column/rakuten/rpp-exp/
https://navi-manual.faq.rakuten.net/promotion/000050147?scid=wi_man_syncsearch

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