温泉・・・行きたいですねえ。
こんにちは。フロントエンドエンジニアの4号機です。
いよいよ春到来、花粉症のわたしはマスクが手放せません。
それにしても最近のマスク、なんか変なニオイ付いてません?
フローラルの香りや、ペパーミントなどのフレグランスならまだしも、僕のだけなぜか違うんです。
脂とヤニと砂埃が混じったような・・・なんだろうこのニオイ?
しかもなぜかふしぎと若干、そのニオイに「懐かしさ」を感じるんですよね。
あ・・・
その時、わたし思い出したんです。
このニオイ・・・洗濯カゴに溜まった父親のYシャツの襟のあたりのニオイに似ているんだって。
「おとうさん わたし成長してる・・・」
その日、日記にそう書き留めました。ぼくは。
オヤジ臭とは言いません。これは「成長」です。
※最終的にぼくは兵器になる予定です。
はい。もう満足ですので本題いきます。
今回は我がコンサルロケッツの醍醐味「EC」に関する記事です。
わたしたちは日々、ECに関するお仕事をさせて頂いているのですが、とりわけ多いのが「楽天」に関する業務。自分はコーダーなので、ほぼ毎日のように楽天案件のコーディングに従事しています。
というわけで今回のお題はこちら。
『楽天コーディングあるある30選』
前回も同じような「あるあるネタ」を投稿しておりますが、もう飽きたとか言わないでください。
今回はよりEC(楽天)に特化した内容でお届けしますので。
では、さっそくいってみよう!!
- ■RMSの編集箇所(動線)が覚えづらい
- ■RMSの禁止タグにつまづく
- ■テーブルレイアウトを極める
- ■大事な時に限ってRMSのパスワード切れ
- ■大事な時に限ってGOLDのパスワード切れ
- ■大事な時に限ってGOLDの容量オーバー
- ■RMSの裏技タグに頼りまくる
- ■他店舗のコーディング妙技に舌を巻く
- ■突然の仕様変更にてんやわんやする
- ■禁止行為ガイドラインにビクビクする
- ■CSVに詳しくなる
- ■RMS内でのインデントにモヤモヤする
- ■大量のコメントアウト
- ■iframeがバリバリ現役
- ■fontタグまでもが現役
- ■JSファイルのパス末尾が「?(ハテナ)」だらけ
- ■GOLDはコーダーの「オアシス」
- ■GOLDの中が荒れ果てている
- ■「imgタグ10個まで」の罠
- ■ページ表示を確認したいのに倉庫設定
- ■むむ、曲者(外部リンク)!!
- ■RMS内を全て英語表記にします!
- ■「モバイル用商品説明文」に苦戦する
- ■文字数制限の罠
- ■「従来デザイン表示」で懐かしむ
- ■「旧デザイン表示」で、さらに懐かしむ
- ■RMSのアイドル「相楽(さがら)しんく」ちゃん
- ■「お気に入り」「問い合わせ」等のURL、なんだっけ?
- ■楽天コーディングは普通のWeb制作会社には任せられない
- ■楽天コーディングは「面倒」…だが、それがいい!!
■RMSの編集箇所(動線)が覚えづらい
楽天コーダー初学者が100%つまづく「RMS(Rakuten Merchant Server)」。
正直、とっても複雑でわかりにくいシステムなんです。
各ページの編集箇所に、一発でビシーッとたどり着けたものは未だこの世に居ないとされています。
■RMSの禁止タグにつまづく
楽天コーディング名物「禁止タグ」。これほんと最初どれだけつまづいたことか・・・。
編集箇所によって使えるhtmlタグに制限がかかっているんです。
特にスマートフォン編集時に多く、たとえばscriptやstyleの禁止はもちろん、ありえないことにdivタグですら「禁止タグ」に認定されています。
■テーブルレイアウトを極める
禁止タグの多い楽天RMS。多くのタグたちが投獄され「コーディングの世紀末」とも呼ばれたRMSでいまなお実権を掌握しているのが「tableタグ」。
tableタグは決して珍しいタグではありません。しばしばEC以外のコーディングでも使用されるタグのひとつです。しかし楽天では、過去に栄華をきわめたものの、いまやその存在すら多くのコーダーにとって黒歴史として封印されていた「テーブルレイアウト」がいまだ現役で活躍しています。
CSS禁止縛りの中コーダーたちは過去の黒歴史を掘り起こしつつ「うっわ懐かしw」と言いながら日々コーディングしています。
■大事な時に限ってRMSのパスワード切れ
RMSでは2週間ごとにログイン用パスワード(R-Loginパスワード)を変更しなければなりません。
なんらかの都合で、しばらく担当から外れていたショップ様の商品ページを編集する時などはだいたいパスワードの有効期限が切れています。しかもそんな時ってだいたい「急ぎ」の案件なので、すっごい焦ります。事前に複数のパスワードを頂いている場合、試しに全てを入れてみてログインできればいいのですが、何度か間違うとアカウントロックが掛かってしまいます。
世は無常です。
■大事な時に限ってGOLDのパスワード切れ
RMS同様、楽天提供のサーバー「楽天GOLD(ゴールド)」のパスワードにも有効期限が定められています。期限は90日間と先ほどのRMSよりも余裕はありますが、余裕のあるばかりに、余裕こいていたら突然のパスワード切れで「えっ!」となります。
しかもだいたいそんな時に限って「急ぎ」の案件。
行動にはあらかじめ余裕を持っておきましょう。
■大事な時に限ってGOLDの容量オーバー
楽天GOLDの領域はデフォルトで100MBが割り当てられおり、容量追加には申請(10営業日ほど)が必要です。GOLDを使用したページを作成しはじめると、割と早い段階で容量制限に達してしまいます。
ファイルや画像をアップロードしようとして「あれ?エラーが出ている!」となる時に限ってなぜか「急ぎ」の案件なのです。
■RMSの裏技タグに頼りまくる
禁止タグにより自由を奪われたコーダーは、ある「秘策」に打って出ました。
それが「裏技タグ」です。タグの中に「=””」を入れてみたり、全角スペースを入れてみたりしながら、いまもなおRMS軍との激しい攻防が続いています。
※裏技タグは用法・容量を守って正しくお使いください。
■他店舗のコーディング妙技に舌を巻く
楽天には有名なショップ様が多数存在します。
一見すると「うわすげー!これ楽天なの?自社サイトじゃなくて?」と見紛うものもあり、そういうページはコーディングのスキルが大抵パない(すごい)です。
「なるほど!あれをあーしてこーすれば、こんなことが楽天でも実現できるのか!」と思いながら、日々いろいろな店舗様をチェックしております。
■突然の仕様変更にてんやわんやする
RMS(および楽天全体)は突然、その姿を変容させます。
最近で大きかった変容は、やはり昨年2017年の「https化」と「既存パーツ非表示の禁止」です。
どちらも急に「はい!じゃあこうしまーす」という感じだったので、こちらとしても「まじで!」とまさに目から鱗。しかし放っておいて迷惑を被るのはわたしたちではなく、わたしたちの「お客様」。
ひどい場合は罰則を食らうことも・・・。
とにかくてんやわんやでした。
■禁止行為ガイドラインにビクビクする
そういった過去のてんやわんやでトラウマを抱えたわたしたちは、これまで以上に「禁止行為ガイドライン」に気を配るようになりました。
後になって「これダメだったの!?」ということのないように、細心の注意を払っております。
■CSVに詳しくなる
楽天は商品登録・変更に関する設定を「CSV」で行うことができます。これがめっちゃ便利なのです。
それゆえECに携わる前まではCSVすらロクに知らなかったのに、急にその利便性に気づき始めたコーダーはバカの一つ覚えみたいに「CSV!CSV!」と言い始めます。それは僕です。
■RMS内でのインデントにモヤモヤする
DreamWeaverなどのエディッタでコーディングしたら「インデント(字下げ)」が行われるのが一般的です。またインデントが掛かっていてもカーソルは自動的に文字のアタマを指してくれます。
しかしRMSのソース編集画面にはそのような機能はありません。たとえばエディタで作成したソースコードをそのままRMSにコピペした場合、インデントの掛かったままだとカーソルが文字のアタマを指してくれないのですっごい面倒。
■大量のコメントアウト
楽天には「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」といったイベントが目白押し。
そのたびに特集バナーを出したり下げたりしているのですが、特に下げるときはソースを削除するのではなく、次回も出しやすいように「コメントアウト」で対応することがほとんどです。そのためRMSの中が大量のコメントアウトで埋め尽くされるのですが、しかしそれは頑張った証。
「きったねーコードだな」とか言っちゃうのはECを知らないズブのトーシローです。
■iframeがバリバリ現役
さきほどRMSでは「tableタグ」がその実権を掌握していると述べましたが、それに次いで「iframeタグ」もバリバリ現役で働いています。
「iframeとか草ァ!Welcome to My HomePageの時代やんけ!」とお思いでしょうが、基本的にJavaScriptが使用できない楽天において「痒いところに手が届く」便利な野郎なのです。
■fontタグまでもが現役
RMSまだまだ現役シリーズ。ほんとたくさんあるのですが、いちばんびっくりするのは「fontタグ」。
なんらかの事情で「CSS禁止縛り」のコーディングが必要な時、このfontタグが役に立つのです。
Web2.0で育った若い子らはその存在すら知らないことでしょうね。
BUMP OF CHICKENですら「昔のロックバンドだよねー」と言い放つキミたちには・・・。
■JSファイルのパス末尾が「?(ハテナ)」だらけ
楽天GOLDは「キャッシュ」が残りやすいことでEC界隈では有名です。
とりわけJSファイルのキャッシュがしつこく、放っておけば数時間更新されないこともザラ。
そんな時、パスの末尾に半角の「?(クエスチョンマーク)」をつけると強制的にキャッシュを削除してくれるのです。
しかし!クエスチョンマークの効果は1度のアップロードに際して1つ。つまり短時間で2度のJSが重なるとクエスチョンマークも2つ付与しなければならないのです。2つならまだカワイイものですが、3つ4つ・・・あげく10個以上になることも。
こうなったらいくとこまで行ってやるぞ!という気になります。
*ちなみにURL末尾に「?date=20180324」など日付を入れておき、更新のたびに日付部分の数字を変更すれば「????????????????(ハテナ地獄)」は回避できます。
■GOLDはコーダーの「オアシス」
RMSさんは「あれダメ」「これダメ」と小言の多い小姑のよう。
それに比べてGOLDちゃんは「うん、いいよ★」「全然だいじょうぶ♪」と、まるで理想の彼女のような振る舞い。本当はずっとGOLDちゃんと遊んでいたいんだけど、商品ページとかカテゴリページはRMSさんじゃないと編集できない。
そんなジレンマのはざまで生きていくのが、漢(コーダー)の辛いところ。
■GOLDの中が荒れ果てている
そんなGOLDちゃん、いちど誰かの手に渡っていた形跡が見受けられる時があります。
ディレクトリ構成がめちゃくちゃ、本来こうあるべきものが全然整っていないなど、余程ひどい漢(コーダー)に騙されたのでしょう。ベッドに伏して泣きやまないGOLDちゃんを、優しく包み込んであげるのが、そう。
本当の漢(コーダー)です。
■「imgタグ10個まで」の罠
すっごい謎なんですが、スマホの「商品説明文」はなぜかimgタグが10個まで!と定められています。
「これ以上はイヤ!もう入らないよ!」と言われます。
でも、裏技を使えばグイッグイッと入れられます。
■ページ表示を確認したいのに倉庫設定
RMSで「倉庫」に設定された商品はログインしないと確認できません。
ログインすればいいだけの話だけれど・・・非ログインで確認できないことが辛いときもある。
■むむ、曲者(外部リンク)!!
楽天は基本的に「外部リンク」の使用が認められていません。
RMSさんは、外部リンクの存在を認めるやいなや「むむ、曲者!!」と言ってすぐ刺してきます(そのままでは編集が完了できません)。
しかし、ここだけの話。GOLDちゃんはちょっとゆるいので外部リンクが混じっていても「あれ〜なんかおかしくないですか〜」と言いながら笑っています(そのままでもアップロードできます)。
でも、それに甘えてはいけません。あまり調子に乗っていると「おいキミちょっとなにしとるんだ」と、パパ(楽天株式会社)が出てきます。手をつけないほうが無難です。
■RMS内を全て英語表記にします!
・・・となったらイヤだなーという話。
■「モバイル用商品説明文」に苦戦する
世はスマホ時代。いまどきガラケーなんて・・・と思いきや、いるんです。
そんな人たちのための「モバイル用商品説明文」。
けれどここ、htmlタグが使えないのと、あと文字数の制限もすごい窮屈(全角512文字)。
■文字数制限の罠
そうなんです。ちらっと先述しましたがRMSには「文字数制限」があります。
・PC用商品説明文 / スマートフォン用商品説明文 / PC用販売説明文:5120文字(半角10240文字)以内
・モバイル用商品説明文:512文字(半角1024文字)以内
制限に引っかかるケースは少ないのですが、やはり作り込んだページになればなるほど文字数も多くなるので、制限に引っかかりやすくなります。
■「従来デザイン表示」で懐かしむ
つい最近、RMSのトップ画面(メインメニュー)が新しくなりました。
幾分使いやすくなったものの、なんだか物足りない・・・。
そんな時は「従来デザイン表示」をクリックすると、なんとこれまで慣れ親しんだあのRMSトップ画面に戻るではありませんか!
あの雑然とした感じが好きだった、という方にはぴったりです。
■「旧デザイン表示」で、さらに懐かしむ
しかし、古参のRMS利用者は「従来デザイン表示」ですら「おれっちにはモダン過ぎんよ」と嫌厭する人もいるとかいないとか。そんな古参には、さらに懐かしい「旧デザイン表示」クリックでなんと超なつかしい旧世代のRMSトップ画面に!
「お〜これこれ!これがいいんだよ」と言っちゃう人は、今日も良いことあるといいですね。
■RMSのアイドル「相楽(さがら)しんく」ちゃん
■「お気に入り」「問い合わせ」等のURL、なんだっけ?
ついつい忘れがちな各種URL。
そんな時はコチラを参考にせよ!
■楽天コーディングは普通のWeb制作会社には任せられない
以上に見たように、ECおよび楽天のコーディングには専門的な知識が必須となります。
EC経験のないコーダー(制作会社)に楽天のページ作成を依頼するのは、はっきり言って無謀です。
EC、楽天に関するページ制作を依頼する際は、かならず相手のEC制作実績を確認するようにしましょう!そして、それらを確認するまでもなく依頼できるのが、そう。
われらが「コンサルロケッツ」なのです!
■楽天コーディングは「面倒」…だが、それがいい!!
正直、楽天のコーディングは面倒です。やれ「禁止タグ」だの「文字制限」だの・・・。
けれど、次第にやみつきになるのもまた楽天のコーディングだったりします。
「うん、気にしてない☆」「たっくんが良いならいいよ♪」「会えないの寂しいけど・・・わたしも頑張る!」みたいな女性は男にとって非常に都合がよく魅力的ですが、次第に飽きられてしまうのがオチです。そうではなく「それはダメ!」「わたしはイヤ!」「会いたいからすぐ来て!」とはっきり意見を言う女性のほうが、実は男をつなぎとめることができるのです。知らんけど。
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